本記事では「聞き上手になるには?」をテーマに解説しています。
「話が続かない…」「関係を構築できない…」とお困りではありませんか?
「この人だと、つい長く話しちゃう!」なんて感じさせる聞き上手は、多くの人に好かれる存在。
とはいえ、どうしたらそんな人になれるのか、はたまた自分がどのくらい当てはまるのか、難しいですよね。
本記事では「聞き上手になるには?」をテーマに「聞き上手な人の特徴」「姿勢/相槌/質問3つのコツ」「聞き手にありがちなQ&A」まで解説。
今日からできる具体的な手法ばかりですので、会話が楽しくなるはずですよ。
- 今すぐ聞き上手になりたい人
- 聞き上手な人の特徴を知りたい人
- 画像(会話例)からイメージしたい人
- 脳内に合わせたコツを知りたい人
- 恋人・親子・友人など…関係性を深めたい人
さっそくみていきましょう。
┄MENU┄ [hide]
聞き上手な人の特徴8個

相手のことを深く知れたり幅広いジャンルの知識が増えたり、聞き上手な人にはたくさんのメリットがあります。
とはいえ、具体的にどのような人でしょう?
特徴8個のうち、いくつ当てはまるのかチェックしてみてくださいね!
- 相手の話を否定しない
- 興味をもって話を聞ける
- 共感を示せる
- 会話を遮らない
- 適度な相槌をうてる
- 表情豊か(口角が上がっている)
- 意味のある質問ができる
- 自分の話が少ない(会話の割合 相手:7割 自分:3割)
本当の聞き上手は、話の中身に興味をもち、相手が話したい先までを深く理解しています。
そのうえで、気持ちよく話し続けてもらうための工夫をしながら聞いているのです。
聞き上手になるには? すぐできる傾聴術
こんな会話をしたことありませんか?

画像のように相手が出した話題を奪うかたちで、自分の話を押し付けていませんか?
話す内容に夢中になり、知らず知らずのうちに相手の心情を無視しているのかも×
こんな会話をさけるためにはどうしたらよいのでしょう?
以下からは、聞き上手へのカギ「姿勢」「相槌」「質問力」3つの今スグできる傾聴術を解説します。
step1.表現力 / 聞く姿勢を見せる

聞き上手になるには「あなたの話を聞いています」という姿勢を積極的に見せることが大事。
なぜなら「聞く姿勢」=「相手(その集まり)への興味」と認識されることもあるからです。
以下3つに気をつけて、まずは「聞く姿勢」をつくってみましょう。
- 身体ごと相手の方へ向ける
- 相手の目を見る(話を聞きながら外してもOK!)
- 口角を上げてニッコリ笑う(ただし話の流れに注意!)
以上3つを意識すると、相手に興味を持っていることが伝わり、話しやすい空気を演出できます。

苦手な人は、姿勢だけでも意識してみてくださいね!
step2.相槌 / 共感と同調を示す

とりとめのない日常的な話を聞いてもらいたいとき、否定をされて嬉しい人はほとんどいません。
だからこそ、「聞いてくれているな」「わかってくれているな」と感じさせる雰囲気をつくる必要があります。
そんな時に「相槌」が役立ちます。
適切な相槌と共感を示す聞き方をまとめました。
- 話の句読点がつく部分で相槌を打つ
- 相槌は話の1~2割程度に留める
- 適度に首の動きを連動させる 例)共感で頷く、分からないときは傾げる など
- 相手の言葉を繰り返す 例)~は大変だったね、それはつらいね… など
- 話の最後まで聞く/私見を入れない 例)でも~、だけど~、つまり~ など×
「でも~」「自分も~」で始まる意見は、相手の区切りがついてから切り出しましょう。
ちなみに以上を反映すると…

とはいえ、「相槌の打ち方がわからない…」「単調になる」という人もいますよね。
そんなお困りの人は「相槌のさしすせそ」になぞらえた「たいそうはすごい」を参考にしてみては?
- (た):たしかに
- (い):いいね!
- (そう):そうなんだ!そういうことあるよね。
- わ(は):わかる!
- (すごい):すごい!すごっ!
共感・感情など、相槌を通して自分の心情(内面)をみせると、相手も心を開きやすくなります。

聞き手は「受け身」に思われがちですが、相槌しだいで会話を牛耳ることができますよね!
step3.質問力 / 会話を弾ませる

質問力をつける前提として重要なのが「相手に興味を持つこと」です。
なぜなら、経験の主体が「自分」ではなく「相手」だから。
話に対して、当事者視点(自分がどう思うか?)をわきにおき、第三者視点(相手がどう思ったか?)にフォーカスを当てる必要があります。
そのため「どんな思考を持った人なのか?」「どんな価値観の人なのか?」など、相手への関心が質問力の源です。
以上を踏まえ、聞いているときの脳内に合わせた2つの手法を考えてみました。
①関連付けて聞いている人

画像のように関連付けて聞いている人は、「5W1H」「時系列」など分類ごと質問するのがおすすめ。
- When=いつ 例)いつ頃行ったの?
- Where=どこで 例)どこのお店で食べた?
- Who=誰が 例)誰と行ったの?
- What=何を 例)なにを目的に行った?
- Why=なぜ 例)なぜ北海道へ行った?
- How=どのように 例)どうやって行った?
- 過去(今まで) 例)今までで一番良かった旅行先は? / 他に行ったことある場所は?
- 現在(出来事内) 例)今回初めて行ったの?
- 未来(その後) 例)次行ってみたい観光地は?
上記のように分類ごとの質問で話の概要をつかんだら、派生した質問にも挑戦!
「ど」で始まる質問を用いて、「感情」を聞いてみましょう。
- どう思ったの?
- どうしてそう思った?
- どんな味だった?
- どんな気分だった?

「ど」で始まる質問は相手の思考・感性が分かるので、価値観の相性分析にもgood!
②想像を広げて聞いている人
本を読むように、相手の状況を思い浮かべながら話を聞く人もいます。
上記のタイプは、想像に奥行きを出すのがおすすめ。
画像を参考に質問例をご紹介します。

相手視点・第三者視点などドラマのカメラワークのように、見える風景を移動させてみると想像上の不明点が出てきませんか?
その浮かんだ画を補うように質問してみるとよいでしょう。
- 女性の服装は?→いつ行ったの?
- お皿にどんな料理が載っている?→なにを食べたの?
- 女性からは何が見える?→どんな感じのお店?/ 誰と行ったの?
- 食べた女性はどんな表情になったのか?→美味しかった?/ どんな味だった?
- 同行者との雰囲気は?→どんなお友達?/ どんな話をしたの?
- 手荷物の量は?→その前にどこか行ったの?
ポイントは「私見や偏見を入れない」こと。
「こんな感じかな?」と勝手に作りあげるのではなく、テレビを見ているような「傍観者」の立ち位置で質問してみてくださいね。

筆者はセンスに乏しいので、画像にて想像の奥行きが表現できず残念…。
理想の聞き上手はコレ!
「姿勢」「相槌」「質問力」3つを程よく取り入れた会話のゴールは以下のとおり。

- 「相槌+関連する質問」で続く会話を!
- 「えっ!」「へぇ~」など、感嘆符で適度に大きめなリアクションをするとgood◎
- 敬語とタメ口を7:3で混ぜると関係がグッと近づく◎
「親密度をさらに上げたい!」というときに意識してみてくださいね。
聞き上手になるには? よくあるQ&A 3選

以下からは、聞き上手に関する疑問をご紹介します。
①意見が違っても共感しなきゃダメ?
相手と意見が異なるときは、無理に共感する必要はありません。
ただ、関係を継続していきたい相手ならば、否定より先に受け入れる姿勢を見せた方が良いでしょう。
なぜなら、相手との衝突・お互いのイメージダウンを避けられるからです。
相槌の「たいそうはすごい」を頭につけて、受け入れつつ自分の意見を伝えてみては?
- (た):たしかに
- (い):いいね!
- (そう):そうなんだ!そういうことあるよね。
- わ(は):わかる!
- (すごい):すごい!すごっ!
例えば…
- 「そういう意見もあるね。だけど私の意見は~かな。どう思う?」
- 「たしかに。ちなみに私は~もいいと思う。○○さんはどうしたい?」
⇩
「受け入れる言葉+私見+問いかけ」
最後に「?」で問いかけるかたちにすると、「相手意見の尊重」「話し合いへの前向きさ」を同時に表現できます。

「こんな視点もあるんだ!」…と相手からの信頼を得るきっかけにも!
②相手の話の区切りってどこ?
多くは話の結末である「オチ」がついた部分や、静かになった「間」ができたときです。
ただ相手によっては、冗長だったり脱線したり、話の結論が分かりにくい人もいます。
そんなときは、「相槌」を使いながら内容をまとめる手助けをしてみるとよいでしょう。
- 「そういうことあるよね!さっきの~も気になる!」
- 「そうなんだ!ところで~の後どうなったの?」
⇩
「相槌+先を促す言葉」
以上のように、相槌で共感を示しつつも話を戻す・促すようにしてみてくださいね。
③人の話に興味がわかない!どうしたらいい?
無理に会話する必要はないでしょう。
ただ「自分の話を聞いてほしい!」というのであれば、礼儀として相手の話を聞くターンも必要です。
なぜなら「聞くだけ」では相手の興味も薄れるから。
会話は双方のバランスで成り立つもので、一方に不満が溜まれば距離を取られることもあります。
そのため「自分の話を聞いてほしい」「仲良くなりたい」という人は、5W1Hで質問してみては?
- When=いつ
- Where=どこで
- Who=誰が
- What=何を
- Why=なぜ
- How=どのように
多くの人が知りたいであろう「一般的な質問」ができ、興味があるような姿勢を示すことができます。
ちなみに「話し手のコツも知りたい!」という人は以下もおすすめです。
聞き上手になるには? まとめ

本記事では「聞き上手になるには?」を解説してきました。
- 「聞いている姿勢」で興味があることを表現する
- 「たいそうはすごい」で、好意的な相槌を打つ
- 関連付けて聞いている人は「5W1H」「時系列」で質問
- 想像しながら聞いている人は「画を補うように」質問
「会話が続かない…」と困っている人のお役に立てれば嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。