製菓衛生師に受かったら?合格後に必要な手続きを分かりやすく解説

製菓衛生師に受かったらすべき手続きのアイキャッチ画像 高専と勉強

本記事では「製菓衛生師に受かったら必要な手続き」について解説しています。

「試験に合格したから、そのまま製菓衛生師として活躍できる!」とお考えではありませんか?

実は製菓衛生師として名乗る前に、合格した後必要な申請があるのです。

本記事では、「合格後やるべき手続き」を中心に「手順」「必要費用」「よくある質問」までを詳しく解説しています。

独学で取得し、実際に手続きを行った筆者が説明しているため、1記事で手続きがスムーズになりますよ。

本記事がおすすめな人
  • 製菓衛生師試験に合格した人
  • 合格後の手続きをほったらかしにしている人
  • 手続きに関する説明がよく理解できない人
  • 申請に必要な費用を確認したい人

独学での詳しい勉強方法を知りたい方は、以下の記事もおすすめです。

さっそくみていきましょう。

製菓衛生師に受かったらやること

製菓衛生師に受かったら必要な「手続き」と書かれた看板

受験後に届く「合格通知書」だけでは製菓衛生師として名乗ることができません。

なぜなら、製菓衛生師名簿に登録されていない状態だから。

あくまでも、「試験に合格した」お知らせが「合格通知書」になります。

そのため、合格後は「免許申請」を自ら行い、製菓衛生師名簿に登録する必要があります。

申請が完了した時点で、はじめて「国家資格:製菓衛生師」として名乗り・活動できるようになるのです。

独学した人
独学した人

筆者も、合格通知が届けば製菓衛生師になれると勘違いしていました…

手続きに必要なもの

製菓衛生師に受かった後、必要な書類が書かれた紙

製菓衛生師に受かった後、必要になる書類等を以下にまとめました。

必要書類・手数料は都道府県により異なるため、受験した県のHPをご確認ください。

  1. 製菓衛生師免許申請書
  2. 戸籍謄本戸籍抄本、または本籍(外国籍の方は国籍)記載のある住民票の写し(いずれか)
  3. 麻薬、あへん、大麻及び覚醒剤の中毒者でないことの医師の診断書
  4. 製菓衛生師試験に合格したことを証する書類(「合格通知書」か「合格証明書」)
  5. 手数料(平均5600円)
  6. 印鑑(都道府県による)

1.製菓衛生師免許申請書(3.医師の診断書も含む)は、各都道府県庁や保健所で配布しています。

3.医師の診断書は、どこの診療所・病院でも基本的には問題ありません。

窓口にて「診断書を記入してほしい」と伝えれば問題なく記入してくれます。

独学した人
独学した人

筆者は、近くの診療所(内科)で記入してもらいました!

ただし、必要書類に関する注意点もいくつかあります。

  • 診断書の有効期限は1ヵ月以内
  • 戸籍謄本の有効期限は6ヶ月以内
  • 戸籍謄本または住民票は、旧姓が記載されているもの
  • 合格通知書・証明書は原本のもの(写しはダメ)
  • 申請書の日付(年月日)は和暦で記入(例:2024年→令和6年)

以上を確認したうえで、申請しましょう。

手続きの流れ

小さい黒板に電球マークが書かれている

筆者の経験を参考に、スムーズな手続きの手順をご紹介します。

①合格通知書が届く

製菓衛生師試験に受かったら、自宅に合格通知書が届けられます。

手続きに移る前に以下2つを控えておくと、紛失した場合スムーズに再発行してもらえます。

  • 受験をした日付
  • 受験した場所

②必要書類をそろえる

申請に必要な書類をそろえます。

  1. 製菓衛生師免許申請書
  2. 戸籍謄本戸籍抄本、または本籍(外国籍の方は国籍)記載のある住民票の写し(いずれか)
  3. 麻薬、あへん、大麻及び覚醒剤の中毒者でないことの医師の診断書
  4. 製菓衛生師試験に合格したことを証する書類(「合格通知書」か「合格証明書」)
  5. 手数料(平均5600円)
  6. 印鑑(都道府県による)

ただし、都道府県により異なる場合があるため、HPを確認してください。

とくに手数料は「収入証紙」での提出が求められる場合もあります。

独学した人
独学した人

診断書・戸籍謄本など、平日1日でまとめて取りに行けるとラクチンですよ

③保健所へ提出する

書類が揃ったら、保健所へ提出しに行きます。

住民票の住所を管轄する保健所に提出すれば、基本的に問題ありません。

免許交付後、晴れて製菓衛生師として活動することができます。

「免許を活かして仕事をしたい!」という方に、以下の記事もおすすめです。

製菓衛生師試験に受かったら? 合格に関する質問4選

左ページにクエスチョンマーク、右ページに電球マークが書かれた見開きのノート

以下からは、受かった後によくある質問を一つずつ解説していきます。

製菓衛生師試験の合格点は?

全科目の合計点が6割以上で合格です。

ただし、平均点を著しく下回る科目が1でもあると不合格になる都道府県もあります

受験する都道府県のHPをご確認ください。

申請後、免許証交付にどれくらいかかる?

都道府県にもよりますが、およそ2週間~1ヵ月ほどかかります。

そのため免許証が必要な場合は、余裕をもって申請手続きを行いましょう。

製菓衛生師に受かった後の手続きに期限はある?

免許申請に期限はありません

ただし前述のように、申請しなければ製菓衛生師として効力はありません。

そのため合格通知書が届いた後、忘れないうちに手続きを行うのがおすすめです。

合格証書を紛失したら?再発行できる?

紛失した場合は、再発行が可能です。

受験した都道府県の窓口に問い合わせてください。

なお、受験状況を確認するために「受験をした日付」・「受験地」の情報が必要になることもあります。

紛失しやすい人・心配な人は、合格通知書が届いたらメモしておくと、再発行がスムーズです。

製菓衛生師に受かったら必要な手続き まとめ

製菓衛生師手作りイチゴタルト1ホール

本記事では「製菓衛生師に受かったら必要な手続き 」を解説してきました。

本記事10秒まとめ
  • 合格通知書だけでは製菓衛生師としての効力がない
  • 必要なものは「製菓衛生師免許申請書」など6つ
  • 免許交付には2週間~1ヵ月かかる
  • 合格通知書の再発行も可能

手続きや必要書類はちょっと面倒…。

しかし、せっかく取得した国家資格を活かすため、早いうちにやっておきたいですね。

「製菓衛生師に受かった後の手続きを放置している」という方のお役に立てれば嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

めくるめく妻

製菓衛生師とFP2級。
覚えが悪いため苦労しましたが、何とか取得しました。
全く分からなかった頃の自分を意識し、理解しやすい文章を意識しています。
主な趣味は、お菓子作り・読書・御朱印あつめ。