神前式の流れをメインにご紹介している記事です。
「興味はあるけど神前式って情報が少ない…」「お呼ばれしたけどよくわからない」とお悩みではありませんか?
チャペルでの挙式に比べて少しマイナーな神前式は、情報量が少なく不安ですよね…。
本記事では「神前式の流れ」だけなく、「費用」「衣装レンタル店のメリット・デメリット」「その後の会食」まで詳しくご紹介しています。
長野県 諏訪大社下社秋宮で挙式をした筆者が解説しているため、疑問解消に役立つはずです!
- 神前式を希望するプレ花嫁
- 神前式に興味がある人
- 参加予定のゲスト
- 神社が好きな人
ちなみに「諏訪大社下社秋宮とは?」という人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
さっそく、「神前式の流れ」を中心にみていきましょう。
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そもそも神前式とは?どんな式?

神前式(しんぜんしき)とは、日本古来の神様に誓いを立てる挙式スタイルです。
「両家を結びつける」という考えが重要視され、「三々九度の盃」や「親族杯の儀式」などが行われます。
神社で行うスタイルが確立されたのは、明治33年に日比谷大神宮で行われた大正天皇のご婚儀だそう。
現在では神社での挙式はもちろん、式場内の祭殿でも執り行うことができますよ。

名前の似た「人前式(じんぜんしき)」とは別物です!
神前式の事前準備 & 衣装レンタル

本記事では、神社で行う神前式を前提とします。
まずは、事前準備の流れをご紹介しましょう。
事前準備1. 神社へ連絡して予約をとる
はじめに神前式を執り行う神社を決め、連絡を取ります。
連絡方法は、電話や直接相談など、神社によって異なるため、HPでご確認くださいね。
そのあと、日付を決めたり初穂料を渡したり2~3回ほど挙式予定の神社へ赴くことがあります。
ちなみに神社での神前式は、結婚式場とは違い見学会や説明会などはありません。
事前準備2. 衣装のレンタル店を決める
挙式の予約が取れたら、衣装をレンタルできるお店を探します。
神社でレンタル店を斡旋している場合は、挙式予約時に利用の旨を伝えればOK。
ただ、斡旋されていなかったりプランに納得がいかなかったり、利用できない場合は自分たちで探す必要があります。
レンタルできるお店は、「衣装レンタル店」「写真館」「ブライダル専門店」など多種多彩。
各店舗のメリットとデメリットを以下にまとめてみました。
店舗種類 | メリット | デメリット |
衣装レンタル店 | ・比較的安い ・料金体系がシンプルかつ明確 | ・衣装が古め ・サービスが少ない (タクシーやカメラマン手配etc.) |
写真館 | ・衣装のバリエーションがある ・撮影に入ってくれる | ・サービスが少ない (タクシー手配・会食会場の紹介etc.) |
ブライダル専門店 | ・衣装や小物が多彩(新作も) ・サービス充実 (撮影・タクシー予約・介添人etc.) ・披露宴会場を斡旋してくれる | ・料金が高い (衣装のオプション料金が多い) |
探すときのポイントは「自分たちのニーズをはっきりさせること」。
「価格」「衣装の種類」「サポート体制」などなど…。
挙式において何を優先させたいのかを考えて、レンタル店を探すのがおすすめです。
事前準備3. 会食・披露宴会場を探す
挙式後に会食をする場合や、披露宴をしたい場合など予定に合わせてお店を探します。
神社やレンタル店で斡旋している会場でもよし、一から自分たちで探してもよし、自由に選択可能。
それぞれの会場のメリット・デメリットは以下のとおりです。
会場 | メリット | デメリット |
神社併設の会場 | ・移動がラク ・料金体系がわかりやすい (割引があることも) | ・設備が古いことがある |
レストラン | ・料理がおいしい ・カジュアルに楽しめる ・自由度が高い | ・演出が限られる |
結婚式場(ホテル含む) | ・演出が豊富 ・自由度が高い ・お色直しできる ・そのまま宿泊も可能 | ・打ち合わせ回数が多い ・料金が高い |
お店側とプランの相談をし、予約できたら事前準備は終了です♪
神前式の流れ(当日)
神前式の流れを、筆者たちの経験をもとにご紹介します。
step1. メイク&着付け(開始3時間前くらい)

早朝から衣装店へ行き、新郎新婦ともにメイク & 着付けタイム。
ゲストのなかに貸衣裳を希望する人がいる場合は、新郎新婦の着付け後にやってもらいます。
step2. 神社へ移動

事前に手配したタクシーや自家用車で、挙式会場となる神社へ移動します。
自家用車の場合は、ファミリーカーやワンボックスカーなどがおすすめです。

和装はかなり動きにくいので乗り込みが大変です…
step3. 控え室で少し休憩
社務所近くの控え室(神社が用意してくれます)で時間まで待機します。
参列者と談笑したり写真を撮ったり、それぞれゆっくり過ごしましょう。
step4. 神前式 開始

時間になったら、2列に並んで境内へ進みます。(参進の儀)
神前式の流れと詳細は以下です。
- 入場
- 修祓の儀(しゅうばつのぎ):お清め
- 祝詞奏上(のりとそうじょう):神主が祝詞を読み上げる
- 三々九度の盃(さんさんくどのさかずき):新郎新婦が異なる大きさの盃を交互に交わす
- 指輪交換
- 誓詞奉読(せいしほうどく):新郎が祝詞を読み上げ、最後に新婦が名前を言う
- 玉串奉奠(たまぐしほうてん):神様に玉串を捧げる
- 親族杯の儀(しんぞくはいのぎ):両家の親族がお神酒をいただく
- 斎主祝辞(さいしゅしゅくじ):神主にあわせてお辞儀する
挙式は30分ほどで終了します。
step5. 写真撮影
最後に、神社の境内で集合写真やスナップ写真などを撮影します。
神前式の流れはここまでで終了。
着替えを済ませたあと、会食・披露宴会場へ移動します。
【体験談】諏訪大社下社秋宮の神前式
筆者たちが挙げた諏訪大社下社秋宮での挙式をご紹介します。
神前式の流れがつかめない…という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
諏訪大社下社秋宮 神前式レビュー

筆者たちは「長野県 諏訪大社下社秋宮」にて神前式をしました。
参列者は親族と友人で10人ほどでした。
諏訪大社での挙式は、本宮or下社秋宮でしたが、椅子席でできる秋宮を選びました。(本宮は椅子なし)
神前式の流れで、少し後悔したのは一番の見どころ「三々九度の盃」。

2人とも緊張していて、飲む前に盃を傾ける大事な動きを忘れてました…。
必要であれば、動きを確認しておくと良いかもしれません!

厳かな空気に包まれたなかで、粛々と進んでいく神前式はなかなか体験できない良い経験でした。
終了後は神社の前で、写真を撮ってもらいました。
参拝者の方から声をかけていただいて、嬉し恥ずかしい気持ちでしたよ(笑)
諏訪大社下社秋宮の神前式~披露宴(会食)まで

衣装店で自前のパーティードレスに着替えたあと…(お色直しはしませんでした)
全員でレストランにて会食。
参列者の好きな食材が入っているコース料理をお願いしました。
そして、事前に注文していおいた大きめのケーキをカットをし、みんなで食べました!
ちなみに、持参したものは以下です。
- パソコン(幼少期をまとめた動画を見せたかった)
- プチプレゼント(お菓子)
- パーティードレス & スーツ

引き出物は、あとで欲しいものを聞いてプレゼントしました!
神前式に関するよくあるQ&A 6選

神前式の流れや事前準備など、筆者も疑問に思ったよくある疑問を一つずつご紹介します。
①自分たちで用意するものはある?
筆者たちは足袋と白い肌襦袢(新婦のみ)を用意しました。
ちなみに、筆者が購入したものはコレ!
店舗によっては、肌襦袢もレンタルできるようです。

「花嫁用の肌襦袢」は後ろ襟が大きくあいていないとダメみたいです…
使用後は売りました!
②神前式は家族だけ?友人も呼んでいいの?
神社によって異なります。
もともとは血縁者のみでしたが、現在では友人が参列できる神社もあります。
挙式申し込み時に聞いてみるとよいでしょう。

ちなみに、諏訪大社は友人参列アリでしたよ!
③神社への費用はどれくらい?
神社へ納める費用は5万~15万円が相場です。
神社ごとに決められているため、HPや電話などでご確認ください。
ちなみに、筆者たちの場合は8万円を納めました。
④神前式でのゲストの服装は?
洋装でも和装でも問題ありません。
ただし、神社での挙式の場合は靴を脱いで座ることがあるため、丈の長い服装がおすすめです。
「ふさわしい衣装がない!」という人は、新郎新婦のレンタル店のオプション利用を考えてみては?
状況によりますが、ゲストの服装レンタル~メイクまで請け負ってくれるはずです。
一度相談してみるとよいでしょう。
⑤神前式での挨拶・ウェルカムスピーチは?
神社で行う神前式でウェルカムスピーチはありません。
ただ、新郎が祝詞をあげる誓詞奉読(せいしほうどく)があります。
新郎は、事前に神社から渡される内容を読み上げればOK。
新婦は、祝詞の最後に自分の名前を言います。
⑥お酒飲めない!お神酒はどうする?
神前式の流れのなかで参列者全員に配られるお神酒は、飲まずに軽く口をつけるだけでOKです。

もったいない気がしますが、巫女さんにそのまま返しました。
神前式の流れ まとめ

神前式の流れをメインに、ここまでご紹介してきました。
- 神前式(しんぜんしき)は日本の神様に誓う挙式スタイル
- 衣装レンタルや披露宴は自分たちのニーズを明確に!
- 本番の動きは事前に確認を
「神前式ってよく分からない」「イメージが湧きにくい」という人のお役に立てれば嬉しいです。
自分たちらしい、素敵な結婚式にしてくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。