独学で製菓衛生師に受かる?受験資格・テキスト・勉強法を解説!

高専と勉強

本記事は「製菓衛生師を独学で取得した体験談」を元に執筆しています。

「国家資格って独学で取得できるの?」と疑問をお持ちではありませんか?

調理師などと比較すると、少しマイナーな製菓衛生師。

体験談なども少なく独学で取得可能なのか、それとも学校に通うべきか悩みますよね。

本記事では「使用テキスト」「勉強法」「疑問」まで、体験談を交えながら解説。

製菓衛生師を独学で取得したい!という方の参考になるはずです。

さっそく見ていきましょう。

本記事10秒まとめ
  • 製菓衛生師は製菓技術・衛生知識を習得している証明
  • 合格率は60%~80%
  • テキストは解いて分かる製菓衛生師の手引き製菓衛生師試験問題集でOK
  • 独学でも2カ月間2~3時間で合格できた
  • 独学向きは「スケジュール管理」「自分を律すること」

製菓衛生師とは

はじめに資格に関する知識を確認していきます。

そもそもどんな資格?

製菓衛生師は厚生労働省により定められた国家資格。

「菓子製造業に従事する者の資質を向上させ、公衆衛生の向上及び増進に寄与すること」が目的とされています。

言い換えれば「製菓技術のみならず、衛生知識も習得している証明」が製菓衛生師ということ。

そのため、パティシエはもちろん、パン・和菓子職人も取得している国家資格です。

独学した人
独学した人

ちなみに、「職業名:パティシエ」「資格名:製菓衛生師」です。

資格が無くても「パティシエ」は名乗れます!

製菓衛生師としてできること

製菓衛生師を取得するメリットはどこにあるのでしょう?

以下に「メリット」と「日常でできること」をまとめました。

  • 「食品衛生責任者」になれる…開業時の必須資格なため、自分のお店を開きやすい
  • 製菓衛生師として名乗れる…就職先で昇給や昇格しやすい・ビザ申請がしやすい
独学した人
独学した人

本来「食品衛生責任者」は講座を受講する必要があります。

試験について

独学で製菓衛生師を目指すにあたって、受験資格や内容の確認は大切。

試験に関する詳細を見ていきましょう。

受験資格

受験するには、どちらかの条件を満たす必要があります。

  • 製菓衛生師養成校(都道府県知事の指定)にて1年以上必要知識・技能を修得した人
  • 中学卒業以上で、菓子製造業の認可を受けた店舗等で2年以上製菓業務に従事した人

つまり、専門学校等で学ぶ場合は1年以上通い続けることで受験可能に。

独学の場合は、菓子製造業の認可を受けたお店にて2年以上の勤務経験が必要になるということです。

実務経験の詳細は以下の記事がおすすめです。

試験範囲

製菓衛生師試験は出題範囲は以下です。

すべて4択のマークシート形式です。(実技も)

名称主な内容
1.衛生法規法律、製菓衛生師法の概要、関係法規大意
2.公衆衛生学公衆衛生学の概要、環境衛生、疾病の予防
3.食品学食品学の概要、変質とその防止、生産と消費
4.食品衛生学食品衛生学の概要、食中毒、食品添加物、食品汚染有害物質、衛生管理
5.栄養学栄養学の概要、栄養の働き、栄養生理、栄養摂取
6.製菓理論「洋菓子」「和菓子」「製パン」の分野選択
7.製菓実技「洋菓子」「和菓子」「製パン」の分野選択
引用:これで合格製菓衛生師試験問題集2020

合格判定は、全科目の合計得点が満点の6割以上です。

ただし、関西広域で受ける方は注意が必要。

1科目でも平均点を著しく下回る科目があると不合格となってしまいます。

独学した人
独学した人

自分が受験する地域の合格ラインを把握しておきましょう!

製菓衛生師を独学で勉強した体験談

筆者は2020年度の試験にて、製菓衛生師を独学で取得しました。

当時の体験談をもとに、役立つであろう情報をまとめていきます。

使用したテキスト

1人で勉強するにあたり、以下2冊を使用しました。

  • 解いて分かる製菓衛生師の手引き(廃棄してしまい、上の画像には載っていません…)
  • 製菓衛生師試験問題集
独学した人
独学した人

ちなみに、問題集は自分の進捗に合わせて増やしてもOK!

ただし、発行年数の古いテキストで学習するのは辞めておきましょう。

なぜなら、法律等の変更に対応しきれていない場合があるためです。

独学では、テキストがすべて。

講師に質問することはできません。

正確な知識を身に着けるために発行年数をきちんと確認して上での購入がおすすめです。

勉強方法

筆者は以下の順番で勉強を進めました。

  1. 製菓衛生師の手引きを分類ごとに読む・書き込む
  2. すぐに問題を解く(1と2を繰り返して1冊終わったら…)
  3. 製菓衛生師試験問題集に取り組む
  4. 間違えたら解説を読み、☑をつける
  5. 問題を意識しながら、何度も繰り返し解く(1冊を3~4周)
独学した人
独学した人

文章のイメージ・理由をテキストに書き込むと思い出しやすいです!

勉強時間・およそのスケジュール

筆者は試験の2カ月前から、一日2~3時間程度勉強しました。

当時はパン屋での仕事と同時並行で、空き時間を見つけては勉強に当てていました。

勉強時間とおよその内容は以下の通り。

1日の勉強時間おおよその勉強内容
朝の通勤時間(30分ほど)製菓衛生師試験問題集に取り組む(☑をつける)
お昼休憩間違えた問題の解説を読む
帰りの通勤時間☑をつけた問題をもう一度解く
寝る前(1時間~2時間)製菓衛生師の手引きを分類ごとに読む・書き込む
・翌日、読んだ部分の問題にチャレンジ!
目安です
独学した人
独学した人

すぐに問題に取り組むことで正解が自信につながり、頭にも入りますよ!

ちなみに、製菓衛生師の手引きには以下を書きこんでいました。

  • 単語や分類の覚え方
  • 文章のイメージ
  • 勤務先での知識の使われ方
独学した人
独学した人

「覚え方」は、語呂合わせを自分で作ったり、ネットで調べてました!

見返した時に「すぐ思い出せる!」が一番大事。

試験日当日は、製菓衛生師の手引き1冊だけでギリギリまで復習ができ大変重宝しました。

受験してみての感想

一番に思ったことは「問題集通りだったな」ということです。

私は過去問を覚えるくらい解いていたので、「あの時のこれだ!」とすぐ思い出すことができました。

ただ、少し焦ったのは最後の実技問題です。

パン屋で働いていたため「製パン」を中心に学習していましたが、急遽「洋菓子」へ変更。

「製パン」を読み進めるうちに問題への確信が持てなくなり、全て確認したうえで「洋菓子」を選択しました。

おそらく、実技は問題数自体が少ないため対策しきれていなかったのだと思います。

以上の経験から、実技問題は3つの項目をすべて確認しておくことがおすすめです。

感想を踏まえたテストの注意点は以下です。

  • 実技問題は、勉強中に「洋菓子」「和菓子」「製パン」すべてを網羅
  • 問題文をよく読む
  • 見直しはしっかり!
  • 焦らす落ち着いて取り組む

ほとんど当たり前の内容ですが、確実に点数につなげるために意識してみてください。

製菓衛生師に関する質問3選

製菓衛生師を独学で勉強していくにあたり、筆者が疑問に感じていたことをまとめました。

独学の向き不向きは?

独学に向いているのは「スケジュール管理ができる人」「自分を律することができる人」です。

なぜなら、実務経験(仕事)と両立しなければならないからです。

学校のように決められていないため、意識的に勉強時間を捻出する必要があります。

自分自身の実力を把握したうえで、やるべき箇所を見極めなければいけません。

そのため、「スケジュール管理できる人」「自分を律して勉強できる人」は適性があるといえます。

製菓衛生師は取っても意味ない?

正直、使い方次第です。

あくまで筆者が考える、受験がおすすめな人は以下です。

  • カフェやパン屋など自分で開業したい人
  • 海外でもパティシエとして働きたい人
  • 「製菓衛生師」の名で仕事(ライターや研究家など)をしたい人
  • 自分が努力した(勤務した)証として挑戦したい人

「仕事で直接使わないなら不要」という考えの方は、「取っても意味がない」と考えるのでしょう。

ただ、努力した証拠は本物。

「今までの経験を活かしたい!」という方はぜひ受験してみてください。

製菓衛生師の難易度と合格率は?

年により異なりますが、おおむね60%~80%です。

国家資格の難易度としては易しい試験といえます。

まとめ

本記事では「製菓衛生師を独学で取得した体験談」を元に解説してきました。

本記事10秒まとめ
  • 製菓衛生師は製菓技術・衛生知識を習得している証
  • 合格率は60%~80%
  • テキストは解いて分かる製菓衛生師の手引き製菓衛生師試験問題集でOK
  • 独学でも2カ月間2~3時間で合格できた
  • 独学向きは「スケジュール管理ができる人」「自分を律することができる人」

「製菓衛生師を独学で一発合格したい!」という方のお役に立てればうれしく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。